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月経について
月経とどのように向き合いますか?
思春期から閉経年齢までは排卵を伴う、整順な月経の見られることも健康のひとつとなって来ました。それが、妊娠が可能であるということを表しているからです。月経は約一カ月の周期で子宮内膜が出血を伴って剥がれ落ち、体外へ排泄される現象ですが、子宮内膜にこのような変化を生じさせる周期的な卵巣ホルモンの変化は以下に挙げるような症状を引き起こすことがあります。
- 月経困難症
月経中に現れる下腹部痛や腰痛などの不快な症状 - PMS(月経前症候群)
月経前の3~10日前ごろから、下腹部痛、乳房痛、不安、抑うつ等が出現するが月経開始とともに軽減するのが特徴 - PMDD(月経前不快気分障害)
PMSより症状が重く、特に精神症状が強いもの
これらのPMS、PMDD、そして月経困難症は、つらい症状が毎月繰り返されるだけに、日常生活に影響が大きいかと思います。そんなときは、一人で悩んだり我慢しないで、産婦人科を受診されることをご検討ください。あなたにあった対処法が見つかるはずです。例えば…
- 月経が始まったら直ぐに鎮痛剤を服用することで、痛み物質であるプロスタグランディンの産生を抑えて、また子宮の収縮を和らげる鎮痙剤を併用して、痛みを軽くすることができます。
- 月経予定日ごろに、テストや重要な予定が重なりそうな時は、その前の月経の5日目からホルモン剤を服用することで月経を早めたり、あるいは予定月経の4日前からの使用で予定日以降に出血を遅らせることで、月経が重ならないようにすることができます。
- PMS、PMDDの精神症状には漢方薬やSSRI、精神安定剤なども使用できます。
- 上記の方法によっても十分でない場合は、LEP(低容量エストロゲン製剤)も使用できます。いわゆる避妊用ピルと同じものですが、数種類が月経困難症に対して保険適用にもなっています。
暮らしの中のちょっとした工夫と習慣が月経に伴う症状を和らげることにつながります。ビタミンやミネラルを多く含む豆類、野菜をしっかり取り、一方で、甘いもの、塩分や脂肪分は特に排卵後は控える、あるいは、定期的な有酸素運動は気分転換を図れると同時に、骨盤のうっ血をとることでおなかや腰の症状を軽減してくれます。
子宮頸がん検査のオプション(自由診療)
※2024/7/1現在こちらの検査の受付を中止しております。
- 超音波検査
通常の子宮頸がんではみつからない子宮筋腫・子宮体がん・卵巣のう腫・卵巣がんなどの発見に有効です。 - HPV検査
子宮頸がん検査時に採取した検体から子宮頸がんの原因となるHPVに感染しているかどうかを調べることができます。